よくあるご質問(副専攻の履修を目指す方へ)

グローバル理工学副専攻について

博士課程教育リーディングプログラムとの関係はどうなってますか

お茶の水女子大学では、平成25年度に、「博士課程教育リーディングプログラム」の複合領域型(横断的テーマ)として、「『みがかずば』の精神に基づきイノベーションを創出し続ける理工系グローバルリーダーの育成」を提案し、採択されました。
本学では、このプログラムの実施に当たり、理学専攻とライフサイエンス専攻が協働して、「グローバル理工学副専攻」を新設しました。理学専攻とライフサイエンス専攻の博士前期課程に入学する大学院生の中から申請に基づき学生を選抜します。選抜された学生は、各自の専攻に所属して専門を極めながら、「グローバル理工学副専攻」にも所属し、本専攻の授業以外に、イノベーション力強化、グローバル力強化に関する授業を受けるとともに、チーム力強化のためのチームスタディなどを実施しています。

<参考>「博士課程教育リーディングプログラム」
優秀な学生を俯瞰力と独創力を備え広く産学官にわたりグローバルに活躍するリーダーへと導くため、国内外の第一級の教員・学生を結集し、産・学・官の参画を得つつ、専門分野の枠を超えて博士課程前期・後期一貫した世界に通用する質の保証された学位プログラムを構築・展開する大学院教育の抜本的改革を支援し、最高学府に相応しい大学院の形成を推進することを目的として、文部科学省が平成23年度より実施しています。

副専攻の対象となる学生について教えてください。

本副専攻は、5年一貫制ですので、博士後期課程への進学を考えている方を対象としています。学位プログラムとしての副専攻参加者は、試験(initial-QE)により選抜され、博士前期課程の主専攻として、理学専攻又はライフサイエンス専攻に所属する必要があります。

副専攻に後期課程(D1)から参加できますか

グローバル理工学副専攻は5年一貫(博士前期2年+博士後期3年)のプログラムで、途中学年からの参加はできません。

選抜試験について

選抜試験の時期及び内容はどのようなものですか

選抜試験は通常は博士課程前期入試の合格発表後である2~3月及び9月に実施されます。
選抜は書面での審査の他、面接及びPBTS (Project based team study)提案内容に関するプレゼンテーションにより実施します。

<参考>PBTS 提案書のポイントについて
PBTSは、異なる専門分野に所属する大学院生がチームを組んで自主課題を設定し研究プロジェクトを進めるものです。提案書の作成にあたっては、以下のポイントが参考となります。

  • 課題設定:社会的ニーズに基づき,理系大学院生が取り組むべき課題を選定し、達成可能なターゲットを設定

  • 実施計画:PBTS 1(約1.5年)又はこれに加えてPBTS 2(約2年)の期間で成果が出せるような計画を作成

  • メンバー構成と役割:専門領域(数学・物理・化学・生物・情報・食品栄養・人間環境)のチームメイトが貢献できる役割を具体化して、プロジェクトを組立て

※参考例を用意しておりますので適宜問い合わせてください。

カリキュラムについて

副専攻修了に必要な単位数はいくつですか、どんな科目がありますか

博士課程前期と後期をあわせて37単位以上修得する必要があります。
イノベーション創成基盤科目、グローバルリーダー育成科目、PBTS(Project based team study)及び研究室ローテーション(グローバル研修)から構成されています。詳細については、本サイトのカリキュラムのページをご覧ください。

副専攻の必修科目が多いのではないですか

副専攻科目のうち、必須科目を除き最大10単位を主専攻修了単位として認定できるなど(前期課程時のみ)5年の在学期間で主専攻を含む計画的な単位取得が可能です。
また、学業に専念できるよう奨励金を支給するなどの支援をしています。

副専攻科目の開講予定を教えてください

必修科目は毎年開講しておりますが、選択科目は隔年で開講している場合もございます。詳細は、副専攻ホームページの科目開講情報に掲載予定ですのでご確認ください。

副専攻に所属していなくても、副専攻の科目を履修することはできますか

この副専攻で開講する科目については、「グローバル研修Ⅰ」、「グローバル研修Ⅱ」、「Project Based Team Study Ⅰ」、「Project Based Team Study Ⅱ」を除いて、全ての専攻に所属する学生が履修することができます。実際に履修生以外にも多くの学生の履修や聴講の実績がございます。

奨励金について

奨励金が支給されると聞きましたがどのようなものですか

奨励金は選抜された学生が、博士課程における教育研究に専念するための支援経費です。本学においては、博士前期課程 月額17万円(予定)、博士後期課程は月額20万円(予定)支給しています。
<留意点>
奨励金は、所得税法上「雑所得」扱いとなり課税対象ですので、居住地所轄の税務署で確定申告を行い、所得税・住民税等の納付が求められます。また、国民健康保険・国民年金保険への加入が必要となります。

奨励金をもらえる人は誰ですか

奨励金は成績優秀者に支給されます。リーディング大学院学生選考委員会の会議を経て最終的に決定されます。また、副専攻プログラムに所属していることが条件となり、奨励金の申請は毎年行います。

<参考>その他の条件
奨励金の受給に関しては、標準修業年限内の学生であること、他の奨学金をもらっていないこと、アルバイトをしていないこと、国費留学生(日本政府文部科学省によるもの)ではないこと、母国からの奨学金をもらっていないこと等の条件があります。

  • 奨励金を受給した場合アルバイトは禁止となります(週5時間を限度に、学内でのRA又はTAの活動等が認められる場合もあります。)。

  • 奨励金を受給中に競争的資金(例:学術特別研究員DCなど)に応募することもできます(「競争的資金応募伺」)。

今後選抜された学生は、奨励金はいつまで受給できますか

奨励金の支給は、2020年3月までの予定です。

PBTS(Project Based Team Study)について

PBTSとはどのようなものですか

PBTSは、本プログラムの中核となるカリキュラムで、異なる分野の学生数名がチームで取り組むプロジェクトワークです。学生が、課題設定からその運営のマネジメントまで主体性をもって推進します。

PBTSの活動はどのようにすすめるのですか

毎週1回、チームメンバーと自ら選定するスタディコモンズの教員などでミーティングを行います。あわせて、チームごとに指導教員団を設定して、学内外からのサポートを受けることができます。また、企業や他大学との共同研究の実施も可能ですし、また研究費の補助も行っています。

PBTSの活動はどのように評価されますか

半期毎にpQE(PeriodicQE)を実施し、学内外の支援部委員(評価者)の前で英語によるプレゼンテーションと質疑を行います。PBTS1を終了する際の評価にあたっては、PBTSチームでの報告書と個人としての報告書を英語で提出していただきます。PBTS2を終了する際の評価は、チームで副論文(英語)を作成し最終年度の10月末まで(予定)に提出します。
なお、PBTS1及びPBTS2とも複数年にまたがる活動ですが、終了した年度に単位が認定されます。

グローバル研修について

グローバル研修とは何ですか

国内外の企業・官庁・研究機関等で実際に研究を行うもので、インターンシップや研究室ローテンションといわれることもあります。博士前期課程及び博士後期課程のそれぞれにおいての必須科目となっています。
前期課程に履修するグローバル研修Ⅰにおいては、履修生が、海外や企業などで活躍することによって学内学習では得られない経験を積むことなどを意図しています。また、後期課程に履修するグローバル研修Ⅱは、PBTS2における各メンバーの研究を促進するための学外研修であるとともに、日常の学修とは異なる環境においてコミュニケーション能力を高めてリーダーシップを発揮するための機会でもあります。
<参考>グローバル研修の期間
グローバル研修Ⅰ:
 博士前期課程で3~6ヶ月
グローバル研修Ⅱ:
 博士後期課程で6~12ヶ月
 但し、2回に分割することも可能。

グローバル研修の場所はどうやって決めるのですか

履修生自身が、主専攻教官ともよく相談した上で、研修先を決めています。センターでもこれまでの履修生の研修先などについての情報を提供しています。

先輩方はどのようなところでグローバル研修を実施しているのですか

国内外の企業・研究機関などです(H27年度:10カ所, H28年度:14カ所)。
例)バージニア工科大学、富士通株式会社、島根大学、シドニー工科大学、オックスフォード大学、ストラスブール大学、ニューヨーク大学、東レ株式会社、東京設計事務所、文部科学省、理化学研究所、LPSC Grenoble, France、株式会社ウエザーニューズ ほか

グローバル研修にかかわる費用について補助は受けられますか

交通費(海外渡航費)や滞在費の補助が受けられます。
運用などが若干変更されることがありますので、補助の内容の詳細などは毎年対象学生に説明をしています。

評価システムについて

副専攻の評価にはどのようなものがありますか

4種類のQualifying Examination(QE)が準備されています。

  • Initial QE (iQE):入学審査時(書類専攻と面接)

  • Periodic QE (pQE):半期毎(半年に1回:9月, 3月予定)

  • Middle QE (mQE):修士課程前期終了時(後期への進級)

  • Final QE (fQE):博士課程後期終了時

履修開始後のQEとは具体的にどのようなものですか

 

  • pQEは、チーム毎に、学内外の支援部(評価者)の前で英語によるプレゼンテーションを行っていただき、引き続き口答試問が実施されます。

  • mQEは、博士前期課程2年から博士後期課程1年に進級するための(本専攻の試験とは異なる)試験です。ネットワーク経由の試験で、全て英語で行われます。数学、物理、情報、化学、生物の5科目の中から3科目を選択できます。但し、そのうち2科目は、数学、物理、情報の中から選択しなければなりません。試験問題100問は事前に開示され、実際の試験の際には開示されている100問の中からランダムに10問出題されます。

  • fQE は、副専攻の修了判定のものであり、PBTSチームによる英語の副論文の提出が必要になります。その上で、PBTSにおける個人の寄与に関するプレゼンテーション及びグローバル力によるプレゼンテーションが必要となる予定です。

博士前期課程の修士論文は主専攻でも書かなくてよいのですか

博士前期課程の最後にPBTSの中間報告書を提出した場合、主専攻の修士論文を書く必要はありません。しかし、ゼミを受講した上で主専攻の研究のアブストラクトを書いていただくとともに、博士課程前期修了発表会において口頭発表をしていただくことが必要です。

博士後期課程の博士論文は主専攻と副専攻の両方で書くのでしょうか

主専攻の博士論文に加え、グローバル理工学副専攻を修了するための副専攻のPBTS副論文(チームで作成)の両方の提出が必須です。

授与される学位の記載はどのようなものですか

「本学大学院人間文化創成科学研究科○○○専攻の博士後期課程及びグローバル理工学副専攻プログラムの課程を修了したので博士○○の学位を授与する」などの記載がなされます。なお、本副専攻も修了した者に限り、「博士(○○グローバルリーダー)」の学位の授与も可能となります。

その他

副専攻に所属したまま日本学術振興会の特別研究員に応募できますか

応募できます。
ただし、特別研究員に採択された場合には、文部科学省ルールにより、奨励金の支給は停止となります(その他の支援は、原則として継続します。)。